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N2 窒素
CAS No, 7727-37-9
性質 |
関係法令 |
状態 |
自然 |
可燃 |
不燃 |
支燃 |
毒性 |
腐食 |
危険物 |
毒劇物 |
特化物 |
圧縮 |
液化 |
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○ |
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○ |
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分子量 |
ガス密度 kg/m3 (0℃.1atm) |
比重 (空気=1) |
液密度 kg/L (沸点) |
爆発限界 %(空気中) |
許容濃度 ppm (ACGIH) |
28.01 |
1.251 |
0.97 |
0.809 |
- |
- |
化学的性質
- ①無色・無臭・無毒の不活性ガス。
- ②空気の主要な成分であって空気中に約78.1%含まれており、通常不活性ガスとして用いられている。
- ③高温高圧では触媒上で水素と反応してアンモニアとなる。また高温では酸素と反応して酸化窒素となる。
- このため空気で燃料を燃焼させると、その高温のため空気中の窒素が酸素と反応し酸化窒素(NOx)
- を発生する。
- ④水、有機溶媒にわずかに溶ける。
- ⑤マグネシウム・カルシウム及びリチウムと反応してそれぞれの窒化物(Mg3N2・Ca3N2・LiaN)を作る。
- ⑥炭化カルシウムとは高温で反応し、石灰窒素(カルシウムシアナミド・CaCN2)になる。
- ⑦金属腐食性が無いため、ほとんどの金属が使用可能。但し液化窒素の場合、低温脆性の無い材料を
- 使用する必要がある。プラスチック・ゴムなどほとんどの材料が使用可能である。
取扱上の注意環境安全対策
- ①不燃性ガスなので火災の危険性は無い。しかし容器が火災にさらされると危険な状態になる。
- 周辺の火を消し、できるだけ遠くから噴霧注水して容器を冷却する。
- ②液化窒素が皮膚にふれると凍傷を起こすので皮手袋を着用する。
- ③配管内に液化ガスの状態で封じ込めてはならない。(いわゆる液封状態)後に気化して高い圧力となり
- 配管等を破壊させるおそれがある。
O2 酸素
CAS No, 7782-44-7
性質 |
関係法令 |
状態 |
自然 |
可燃 |
不燃 |
支燃 |
毒性 |
腐食 |
危険物 |
毒劇物 |
特化物 |
圧縮 |
液化 |
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○ |
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○ |
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分子量 |
ガス密度 kg/m3 (0℃.1atm) |
比重 (空気=1) |
液密度 kg/L (沸点) |
爆発限界 %(空気中) |
許容濃度 ppm (ACGIH) |
32.00 |
1.429 |
1.11 |
1.141 |
- |
- |
化学的性質
- ①無色・無臭の気体で、水にはわずかに溶ける。液化酸素は淡青色を呈しその約半分はO4である
- といわれている。
- ②地殻中に最も多量(約50%)に存在する元素である。空気中には21%含まれ、
- 生物の存在に欠くことのできないガスである。
- ③化学的に活発な元素で、希ガス、ハロゲン元素及び白金・金等の貴金属以外のすべての元素とは
- 直接に化合して酸化物をつくる。
- ④化学反応に使用する際は、過酸化物等が生成して爆発の原因となることがあるので、
注意が必要である。
- ⑤アルミニウム・鉄・銅等も赤熱して酸素ガス中に入れると、まぶしい光を放って燃焼する。
- 酸素水素炎は、2000〜2500℃、酸素アセチレン炎は3500〜3800℃の温度に達する。
- ⑥酸素又は空気中で無声放電を行わせるとオゾン(O3)を発生する。
- ⑦酸素自体は燃えないが、燃焼を助ける性質(支燃性)がある。
取扱上の注意環境安全対策
- ①容器やその器具類(バルブ・調整器・圧力計・継手及びスパナ類)には、油・グリ−ス等、油脂類を
- 絶対に付着させてはならない。
- ②油脂類の付着した手や手袋で取り扱ってはならない。
- ③酸素を、圧縮空気や空気の代わりに使用しないこと。
- ④使用する圧力計・調整器等は禁油表示されているものを使用する。
- ⑤衣服のゴミ取りや汗とり等の目的で身体に吹き付けてはならない。
H2 水素
CAS No, 1333-74-0
性質 |
関係法令 |
状態 |
自然 |
可燃 |
不燃 |
支燃 |
毒性 |
腐食 |
危険物 |
毒劇物 |
特化物 |
圧縮 |
液化 |
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○ |
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○ |
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分子量 |
ガス密度 kg/m3 (0℃.1atm) |
比重 (空気=1) |
液密度 kg/L (沸点) |
爆発限界 %(空気中) |
許容濃度 ppm (ACGIH) |
2.02 |
0.0899 |
0.07 |
0.071 |
4〜75 |
- |
化学的性質
- ①室温、大気圧で無色・無臭の可燃性ガス。
- ②あらゆるガスの中で最も密度が小さく、拡散速度が非常に大きいので、細孔・薄膜等から外部へ
- この漏洩ガスは周囲へ拡散しやすい。
- ③酸素または空気中で淡青色の炎をあげて燃焼(酸化)し、水を生成する。
- ④ハロゲン元素に対し強い親和力を示す。
- ⑤塩素とは常温においても化合し塩化水素となり、特にその混合物は日光を直射させても激しく爆発する。
- ⑥高温・高圧・触媒の存在下で窒素と反応し、アンモニアを生成する。
- ⑦高温・高圧・触媒の存在下で一酸化炭素と反応し、アルデヒド・アルコ−ル類などを生成する。
- ⑧他の化合物中の酸素と化合して水となる。(還元作用)
- ⑨常温では金属腐食性はないが、高温高圧では鋼を脱炭したり水素ガスが金属中に溶解して、
- 組成を破壊する水素脆性を起こす。
取扱上の注意環境安全対策
- ①容器に逆流することを防ぐ措置をする。(逆止弁等)
- ②配管及び機器に漏れがないかを調べる。
- ③ガス漏洩事故が起きた時に取るべき処置を予め定めておく。
- ④酸化剤と活発に、ときには爆発的に反応するため、一緒に保管しない。
- ⑤水素の燃焼の特徴として水素炎は見えにくく、輻射熱が少ないため熱気を感じにくいので、
- 不用意に近づくと火傷をする。