SINボール紹介

製品の特長

SINボールは、軽量で耐摩耗性・耐食性に優れ、自動車や産業機械の部品に幅広く利用されています。ベアリング分野ではスチール球からの置き換えが進み、軽量化や性能向上に貢献するとともに、航空機材料としても認定され、1995年にはスペースシャトルのターボポンプ用ベアリングに採用された実績を持ちます。さらに、ディーゼルエンジンのサプライポンプ逆止弁や燃料噴射チェックボール、航空機エンジン用ベアリングボール、電気自動車モータ用ベアリングボールなど幅広い分野で活用されており、低密度・高耐熱・絶縁性・耐食性・非磁性といった特長を活かして高信頼性を支えるキーマテリアルです。


<SIN ボールイメージ>

用途

・工作機械
・航空機エンジン
・医療用ドリル、医療機器
・電気自動車、ハイブリッド車などのモータ
・ターボポンプ

製品仕様 (代表値一覧)

項目測定方法測定温度単位窒化ケイ素(Si3N4)
TSN-03NHTSN-23HANEW!
 TSN-33H
密度JIS Z8807常温g/cm3
3.24
3.273.25
硬度JIS 常温
-
1,5001,5001,500
HV(196N)R1610
-
-
-
-
-
3点曲げ強度

JIS R1601
ASTM C1239

常温MPa1,000900850
圧縮強度JIS R1608常温MPa5,5005,000測定中
ヤング率JIS R1602常温GPa303315317
ポアソン比JIS R1602常温
-
0.280.280.28
破壊靭性値ASTM F2094常温MPa・m1/26~85~75~7
熱膨張係数JIS R1618

常温~500℃

x10-6/K2.82.92.8
体積固有抵抗JIS C2141常温Ω・m>1012>1012>1012
耐食性※常温
-
良好良好測定中
アルカリ常温
-
良好良好測定中
ASTM F2094(Material Class)



特徴
ハイスペック
 工作・産業機器、医療用、航空機など高い特性信頼性が必要な用途に最適

風力発電に採用。大型球も対応可能
低コスト
 電気自動車など、低コスト・大量に必要な用途に最適

主な推奨用途
ベアリング、エンジン部品、機械部品
ベアリング、エンジン部品、風力発電
ベアリング

※耐食性は下記の条件で評価。
《酸》36%HCl、95%H2SO4、60%HNO3、常温、96Hr浸漬。《アルカリ》5%NaOH、40%NaOH浸漬。
※上表の値は参考値であり、保証値ではありません。

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